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カテゴリー「街歩き、建築体験」の記事一覧
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町田市にある旧白洲邸「武相荘」に行ってきました。
埼玉建築士会企画の見学会です。

建物の中は撮影禁止なので、外観写真のみになります。




中に展示してあったパネルより、
「鶴川の家を買ったのは、昭和十五年で・・・極くふつうの農家である。
・・・それから三十年かけて、少しずつ直し、今もまだ直しつづけている。
もともと住居はそうしたものなので、これでいい、と満足するときはない。
綿密な計画を立てて、設計してみた所で、住んでみれば何かと不自由なことが出て来る。
さりとてあまり便利に、ぬけ目なく作りすぎても、人間が建築に左右されることになり、生まれつきだらしのない私は、そういう窮屈な生活が嫌いなのである。
俗にいわれるように、田の字に作ってある農家は、その点都合がいい。いくらでも自由がきくし、いじくり廻せる。ひと口にいえば、自然の野山のように、無駄が多いのである。」






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東京ジャーミイ・トルコ文化センターの見学&公開文化講座に参加しました。


 東京ジャーミイ(Tokyo Camii)は、日本最大のイスラム教寺院(モスク、トルコ語でジャーミイ)で、前身はタタール人たちにより1938年に建設された東京回教礼拝堂になります。
 その後老朽化のため、2000年にトルコ文化センターを併設して再建された複合施設です。
 多様なイスラム建築の中のオスマン様式を踏まえた建築で、鮮やかなアラベスクやカリグラフィーで彩られています。薄暗いなか神々しい光がおりてくる空間をイメージしていましたが、カラッとした明るさに少々驚きました。
 イスラムでは偶像崇拝が禁止されていたため幾何学模様と文字装飾が発展したといわれています。ゴシック建築のように光を神として捉えることもなく、幾何学に無限の宇宙、そして秩序を支配する原理を求めたのでしょうか。



 ↓ 1階トルコ文化センター
 
 ↓ 1階入口付近にあるトルコ民家風の小部屋


特別公開文化講座
「ジャーミイの模様の幾何学 ~美しいものには理由がある~」
講師:谷 克彦氏
数学大好きの先生による講演でした。

見学会のあとは、大久保にあるトルコ料理レストラン、ヒサル(HiSAR)に移動して、お腹もトルコを満喫 (^^)/



9月8~9日、NPO埼玉住まいの会の研修旅行に参加しました。
今年の街並み・建物見学の研修旅行は、静岡~山梨へ。
9月8日:「クレマチスの丘」ヴァンジ彫刻美術館、ベルナール・ビュッフェ美術館、ねむの木こども美術館を見学。
宿は焼津黒潮温泉ホテルアンビア松風閣。
9月9日:東京ウェルズテクニカルセンター、紙の博物館Pam、富士山世界遺産センターを見学。

■「クレマチスの丘」ヴァンジ彫刻美術館(2002年 設計:柴原利紀)
豊かな自然環境の中に、ジュリアーノ・ヴァンジ氏の彫刻が配置された回遊式の庭園美術館。
屋外空間もスケールよく建築化されていて、気持ちのよい場でした。





■ベルナール・ビュッフェ美術館(1973年 設計:菊竹清訓)
1988年、1996年に増築。内部は撮影できず。


■ねむの木こども美術館「どんぐり」(2007年 設計:藤森照信)
内部は撮影禁止で紹介できませんが、藤森ワールド以上に、こどもたちの作品に見入ってしまいました。


■東京ウェルズテクニカルセンター(2007年 設計:山本理顕)
内部は見学できず外観のみ。研究所としてつくられた施設らしいが、今は使われ方が違うのでは。倉庫?


■紙の博物館Pam(2002年 設計:坂茂)
特種東海製紙紙のメーカー「特種東海製紙」の展示、開発、販促の場としての資料館。
3層吹き抜けのアトリウムの東西面は、FRP製のスタッキング・シャッターで開閉可。
ここは、皆さんに愛されて大切に使われている感じでした。



■富士山世界遺産センター(2017年 設計:坂茂)
木格子の外壁を持つ“逆さ富士”の建物が、水盤に映り込むと“富士山”の姿が現われる。


“逆さ富士”の建物内部は、1階から5階まで螺旋スロープで繋がり、斜路を登りながらスロープ展示を鑑賞、疑似登山体験ができる。

最上階(5階)の展望ホール。引込サッシにより全面開放可。


重文安藤家住宅は、残念ながら時間切れで今後の楽しみに。
最後は恒例の酒蔵試飲、充電完了。


9月9~10日、埼玉住まいの会の研修旅行に参加しました。
今年の街並み・建物見学の研修旅行は、山梨~長野へ。
1日目:JR竜王駅、八ヶ岳やまびこホール、清春芸術村、旧平田家、八ヶ岳美術館を見学、宿はロイヤルホテル八ヶ岳。
2日目:清里清泉寮、小海町高原美術館、旧中山道八幡宿を見学。

■竜王駅(2008年 設計:安藤忠雄)
 

コンクリート打放しだけじゃない安藤さん、写真では伝わらないですが、スケール感がよく気持ちよかったです。各停しかとまらない小さな駅でここまでお金かけていいのか、ちょっと不思議。

■八ヶ岳やまびこホール/高根町ふれあい交流ホール(2002年 設計:柳澤孝彦)


柳澤さんらしく堅実な設計。
1階エントランスと2階ラウンジが少々窮屈な、、、予算の都合だったのか。

■清春芸術村/白樺美術館(1983年 設計:谷口吉生)、ルオー美術館 (設計:谷口吉生)、光の美術館(2011年 設計:安藤忠雄)、茶室 徹(2006年 設計:藤森照信)


清春芸術村は、白樺派同人と親交のあった画廊社長が私財を投じて実現した美術館を中心とした複合施設。 清春小学校跡地に、美術館関連施設を順次建設及び移築。
桜の名所としても知られているようで、春に来るとまた違う体験ができるかも。

■八ヶ岳美術館(1980年 設計:村野藤吾)


 作業服姿の方に建設当時の貴重な話を聞くことができました。なんと館長さんでした。

■清泉寮/新館(2009年 設計:レーモンド設計事務所)
本館
清泉寮、現在では規模の大きな宿泊・研修施設ですが、1938年、清里開拓の父ポール・ラッシュによって始まった開発当初は、キリスト教研修の施設。


 新館は、レーモンド事務所の設計で、木の扱いはさすが。
 ポール・ラッシュ記念館に展示されているトラクター

■小海町高原美術館(1997年 設計:安藤忠雄)




安藤さん得意な、奥行きの深いアプローチと幾何学的な形態。
全景を見せるために造られた展望台は、よく予算がついたものだな~と感心。


旧中山道八幡宿は、残念ながら雨のため車窓から。
最後は恒例の酒蔵試飲。気持ちよく帰路につきました。


9月4日~5日、NPO 埼玉・住まいの会の研修旅行(建築見学)に参加しました。

1日目:白河市立図書館、福島県農業総合センター、アサヒビール福島工場、大越娯楽場、母畑温泉泊
2日目:SUS福島エコムスパビリオン&社員寮、21世紀建設館、棚倉町立社川小学校、棚倉町文化センター

新旧の名建築をいくつか見学したなか、新のSUS福島事業所の2施設を紹介します。

■エコムスパビリオン
設計:山本理顕 

 
エコムスパビリオン外観
パネル割りのモジュールは1200mm


エコムスパビリオン内部
家具も含めて、ほぼアルミとガラスだけでできた近未来的な空間。11年前の完成ですが。

■社員寮
設計:伊東豊雄


社員寮模型


社員寮外観
こちらも、構造はアルミ造。
耳慣れない言葉ですが、構造体に鉄を使わずアルミでできています。

 
社員寮内部
各ユニットは、アルミ湾曲壁で仕切られていて、ところどころに中庭を取り込んでいます。
壁と壁の間隔は約2~4m、天井高も低く抑えられていて、心地よいスケールです。
パビリオンと違うのは、木製サッシ、フローリングの床、個室の壁には木を使い、アルミとのコントラストが生かされています。


寮個室。
9室あるのですが、場所が不便すぎて、入居は新入社員の1人だけとのこと。
もったいない。


  
プロフィール
HN:
Takashi Yashima
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
バンド、フットサル、、、
自己紹介:
バンドやってます。
フットサル、テニス、野球、、、やるのもみるのも好きです。
何もしないことが苦手です。
さいたま市で設計事務所をやってます。
E-mail studio@8888ma.net
P R
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