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普段着の思い、いろいろと

   
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「楽風展2024」に参加しました。
10月17日~22日の6日間の期間での開催でした。
今回のテーマは「すまい・建築・環境 ・・・今を考える」
2001年から始まった楽風展も、今回で12回目を迎えます。
振り返ると、この間に世の中はもちろん、社会や環境、そしてすまいが、大きく変わり続けてきたことに気づきます。
2年ごとのこのグループ展で、その時を経ての「今」と各々の「思い」を、一人でも多くの方々に伝え、それぞれに取り巻く環境について、ともに考えていただく機会になれば幸いです。
 (チラシの挨拶文より)




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滋賀2日目
ラ コリーナ近江八幡(設計:藤森輝信)2016年
菓子舗「たねや」の看板店舗、本社が入る施設。


朝 開店前に着いたけど既に列ができていてカメラを構える人も。もう観光拠点です。

藤森さんらしい無国籍、時代不明な世界(ジブリワールド?)が広がっています。
農業にも力を入れている「たねや」との共同でこそできたのかなと思います。

八幡堀~近江商人のまちなみ
日牟禮八幡宮の駐車場に車をとめて散策。

八幡堀は安土桃山時代に八幡山に城を築き開町したことに始まり、八幡堀と琵琶湖を繋ぎ城下町繁栄の元となった町の動脈水路。
昭和初期までは現役、戦後は陸上交通の発展により不要となった八幡堀。草ぼうぼうに廃れ埋め立ての計画もあったそうだが、地元の保存再生運動により今みる心地よい水辺の空間が繋がっている。
重要伝統的建造物保存地区(新町通り)
旧西川家住宅(1706年 重要文化財)

ヴォーリズ建築に戻って
旧近江八幡郵便局(1921年)
ヴォーリズ記念館(元幼稚園教師寄宿、夫妻が晩年すごした自邸)1931年
ハイド記念館(元ヴォーリズ学園の幼稚園とミッション教育会館)1931年

ミホ ミュージアム (設計:I.M.ペイ)1997年
中国の古典「桃花源記」に描かれた桃源郷がモチーフになっているとのこと。
トンネルを抜け吊り橋を渡ってアプローチ。
ペイらしい幾何学的なデザインで構成されているが、美術館として、どうしてもカーンとの比較でみてしまう。

京都駅に戻って缶ビールを抱えて新幹線に。



10月5日~6日の二日間、設計仲間と滋賀に行ってきました。
「まち・建築視察旅行」前回は6年前の京都で、コロナ過もあり久しぶりの開催。
京都駅集合、レンタカーで滋賀へ。

1日目
三井寺(園城寺)
天台寺門宗の総本山で、平安時代に創建され、幾多の苦難を乗り越えてきた様から、「不死鳥の寺」としても知られています。

金堂(国宝)
 
今回の目玉、光浄院客殿と勧学院客殿。
目玉といっても事前に調べあげたわけでもなく、行ってみて感動!幹事さんに感謝。
予約が必要ですが、当時の自然光でみえる空間を再現してもらえます。陰翳礼讃を体感できた思いです。

写真撮影禁止のため、webサイトを参照ください。
https://miidera1200.jp/kojo-in/

旧豊郷小学校 (設計:ヴォーリズ)1937年

明治38年にキリスト教伝道のため24歳で来日、英語教師、建築設計事務所設立、医療、学校教育、出版などの事業を展開し、生涯近江八幡に留まったメレル・ヴォーリズ、56歳の年に完成した校舎。
今は改修され、教育委員会事務局、図書館、展示室、子育て支援センター等が入る。

階段手摺にのる うさぎとかめ。最後はかめが見下ろす。

酬徳記念図書館内観と講堂外観

ヴォーリズは生涯1500余りの建築を設計したとのこと、驚くべき数。人々から愛され今でも幾つか使い続けられているのは、地域社会に、日本社会に貢献した生き様のおかげと思われます。
近江八幡名誉市民第一号。



珠洲の災害ボランティア活動に参加してきました。
公益財団法人 石川県県民ボランティアセンターが募集している活動になります。
このような活動をSNSに挙げるのは控えるようにと言われていますが、被災者のプライバシーを護って現状を伝えることは必要かと思っています。

6:20 金沢駅バスターミナル発のバスに乗って珠洲へ。
9:30 現地のボランティアセンターに到着。
オリエンテーションをうけて、グループ分かれ現地に向けて出発。
今回は6人のグループに入り、軽トラの運転担当。

活動を要望されたお宅の近くの写真。
道路はガタガタ、電柱は傾き、倒壊した建物の瓦礫は手つかず。
ここまで来る道路も、右からの家屋が半分、左からの家屋が半分ふさぎで、ジグザグ運転。信号機の柱も傾いたまま。

ボランティア活動では、公費解体の申請建物は対象外になるため、実際の作業は、危険度が低い家屋の中の、使えなくなった家具、家電製品、建具等の廃棄処分の手伝いになります。
まわりは公費解体が遅々として進まないため、前述のような状況。地震後5か月以上も経っているのに。

15:30 作業完了、バスで金沢に向けて出発。午前1件、午後1件、ちょっと消化不良。
18:30 金沢駅バスターミナル着、解散。

ボランティアセンターの業務は、全国の社会福祉協議会の職員さんが応援で入っているようで、この日は沖縄の福祉協議会の名前が入ったビブスを着た方が調整役の一人に。
仕事の内容は、ボランティア活動を要望された被災家屋の事前調査、作業量把握、日時調整、当日の活動参加者のグループ分け、被災者とのマッチング、と大変な作業量がみてとれます。

最近は、平日にボランティア活動を要望される方が少なくなってきているとのこと。立合いが必要なこともあり、避難されている方が動ける土日に集中しているそうです。
輪島で平日の半分くらいしか活動参加者を募集していないのは、調整業務が忙しすぎで休みも必要という理由もあるとのことでした。

公費解体が進まないこともそう、政治家さん、なんとかしましょうよ。
自分たちのお金の誤魔化しかたの話をいつまでやってるの?





北陸フリーきっぷ(4日間乗り放題)を使って富山を満喫してきました。
1日目、富山市内の建築をいくつかみて回り、夜は大学時代の同期と飲み会。
富山市民プラザ(設計:槇文彦)、富山国際会議場(設計:槇文彦)、TOYAMAキラリ(市立図書館&ガラス美術館、設計:隈研吾)。何回も訪れているので、写真を撮るのを忘れました。

■ 富山県総合福祉会館(設計:池原義郎)
能登地震でカーテンウォールのガラスが破損。5か月以上たってもこの状況。はて?

2 ~3日目、サラリーマン時代の同僚と黒部観光&建築見学ツアー。
宿は宇奈月温泉。
■ 源の「ますのすしミュージアム」(設計:永田祐三、1987年)


■ 立山博物館(設計:磯崎新、1991年)
かつての立山信仰の中心。博物館のほかにも見どころあり。
https://tatehaku.jp/


■ 酒蔵白岩(設計:隈研吾、2021年)
https://iwa-sake.jp/ja/


3日目、朝始発のトロッコ列車に乗って黒部峡谷観光。

黒薙駅で降りて、宇奈月温泉の源泉、黒薙温泉まで散策。

■ 前沢ガーデンハウス(設計:槇文彦、1982年)
築40年以上たつけど、気品があって見惚れます。残念ながら中には入れず。


西側に広がる広大な庭園。奥まで入っていく図太さがなく、ここまで。

■ パッシブタウン(YKK)
第2期街区(設計:槇文彦、2016年)
ちょうどイベント開催中。住棟間の屋外スペースが心地よい。
https://www.passivetown.jp/


   
この広場が実現できているのは、駐車場が地下につくられているから。豊かですね。
さいたまに帰ってきたら、槇さんの訃報が。合掌。

■ YKKセンターパーク
丸屋根展示館(設計:大野秀敏、2008年)

工場の再生プロジェクト、コンクリートの丸屋根を残して構造補強改修。
キンベル美術館のスケールに近いかも。

■ 発電所美術館(下山芸術の森)
https://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/bijutsukan/2839.html

最終日、このまま帰るのも勿体ないないので、珠洲でひと汗かいて帰路に。
出発の宇都宮線で「おじいさん、席をかわりましょうか」で出鼻をくじかれましたが、楽しい旅でした。
 
 
  
プロフィール
HN:
Takashi Yashima
性別:
男性
職業:
建築家
趣味:
バンド、フットサル、、、
自己紹介:
バンドやってます。
フットサル、テニス、野球、、、やるのもみるのも好きです。
何もしないことが苦手です。
さいたま市で設計事務所をやってます。
E-mail studio@8888ma.net
P R
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